漫画『今日からCITY HUNTER 1巻』漫画・錦ソクラ、あらすじと感想ネタバレあり
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参考書が「CITYHUNTER」北条司 ということで、内容紹介でも「シティーハンター」の世界に迷い込んでしまう。
とあったので、どんな漫画なんだろう?と1巻を読んでみました。
シティハンターといえば、
アニメ「劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>」が2019年2月8日(金)から全国ロードショーです。
今回のアニメ映画には、「キャッツ・アイ」の三姉妹が登場するということが明らかになっています。
あらすじや内容、感想など
この漫画は、シティーハンターの漫画にキスをすくほど「シティーハンター」の世界が大好きな青山香、40歳で独身女性のお話です。
特に「シティーハンター」の主人公の冴羽リョウに学生時代に夢中になり、気が付けば派遣社員で40歳の誕生日に母親(おかん)から電話があるだけの現実・・・
そんな日常の中でホームから落ちて電車に轢かれて死んだはずが・・・若返って高校生の姿で、街行く人は肩パットをいれたスーツなどのバブル時代のファッションにテレビの司会者も若くて、過去の日本にタイムスリップ???
そう思った香は公衆電話から実家に電話をかけてみるが電話番号は使われていない番号で交番でも家の住所も存在しないと教えられ、香は日本のような違った世界へ来ちゃったみたい。
自分の知らない居場所のない世界で香がみつけたのは、新宿駅の伝言板。この伝言板に「xyz」と書き込んで途方にくれて泣いていると、後ろから声がかかり
そこには冴羽リョウの姿が!
冴羽 獠(リョウ)の、「獠」の漢字が私のPCでは変換で出てこないと思ったら他の方も同じみたいで、原作者である北条司のこだわりを感じます。
「遼」という普通に変換できる漢字よりも、「獠」のほうがシティハンターのイメージにぴったりだなと思います。
ここから青山香はシティーハンターの世界での生活が始まります。
冴羽リョウと香の家で名前は同じ香だと言えずに、昔考えていたペンネーム西園寺沙織と名乗って記憶喪失と偽って居候することに。
リョウは沙織が最初から自分たちのことを知っていたのを疑問に思っていて、香のことまで知っていたのを追求する。
でも説明できるわけもなく、信じられるのはリョウさんたちだけだから、今までもずっと・・・と。
そんな沙織を見たリョウはしばらくここに置いてやることにする。
大好きな人たちと一緒にいられるようになって幸せいっぱいの沙織は掃除にごみ出しにとはりきる。
そこで海坊主さんとぶつかって、海坊主の本名の伊集院隼人まで知っていて、今起きているシーンが漫画の第何話なのかまで分かるのがまた凄い。
そのシーンを絶対に見たいと思った沙織は「ご一緒させてください」とお願いして、一同は喫茶店キャッツ・アイに。
この後の漫画での展開で何が起きるのか知っている沙織は、自分のせいで物語がかわらないようにと心配するけどちょっと入っちゃってますね。
感想と、ちょっと愚痴がはいるかも
まずこの漫画の良いなと思った所から
作者の錦ソクラのシティーハンター全体の絵が凄く上手いです!
シティーハンターの登場人物に違和感なく読めるので、本当に青山香がシティーハンターの世界に入り込んだように見えます。
それと作者さんのシティハンター愛が大きいのもよく分かります。
沙織が今の場面が第何話なのか分かるほどのシティハンターファンだから、そこを見たいのも教えたいという気持ちも分かります。
ただ、あまりそれを出しすぎると、私にはやりすぎ感があって違和感のあるシーンがありました。
沙織が別の世界から来た人間で本来はシティハンターは漫画の世界というので、世界観を壊さないためには預言者みたいに知っているというのを出すしかないのかな。
シティーハンターのファンがその漫画の世界に転生してっていうのは面白いと思うし、最初に気になった漫画のシーンに感動している沙織も、1巻の終わりには気にならなくなりました。
この漫画は、主人公の青山香の視点で楽しめることが出来れば面白い漫画になると思います。
シティハンターの話を知っていて外から青山香も含めた登場人物を全体的に見ちゃうと、どうでしょう。それが本編のストーリーというのが私はちょっとな~と思ってしまいました。