ジェームズ・キャメロン監督が映画『タイタニック』でのジャックの死について語った。
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映画『タイタニック』(1997)で、レオナルド・ディカプリオ演じるジャックが死ななくてはいけなかった理由を、ジェームズ・キャメロン監督が Vanity Fair にずばり語ったということで、またいつもの自分用メモです。
『タイタニック』の映画が公開されてから20年が経ちます。当時、私はVHSのビデオテープを使用していることが多かったので、2本組みになったこの映画のVHSを購入したのを覚えています。
これだけの年月が経っても、バラエティの番組などでも船の上などでの「タイタニックごっこ」がお約束になっていたりするくらい有名なシーンは、未だにネットでレオナルド・ディカプリオ&ケイト・ウィンスレットの写真もみかけるほどです。
船首で手を広げて空を飛んでいる気分になっているローズ(ケイト・ウィンスレット)、そのローズの腰を手で支えているジャック(レオナルド・ディカプリオ)は今見ても美しい。
映画として観たのはそうとう昔なので、うろ覚えな部分も多々ありますが
ジャックが海の中に沈んでいったシーンは、「え???」と感じたのは覚えていますが・・・。
ジャックが凍えて死んでいくのはショックだったけど、実際に海に落ちた人が凍死してしまっていて、タイタニック号の沈没の原因が氷山に衝突したことなので、海水の温度が低いというのが分かります。
映画の中で濡れた服を着ていたローズが生き残ったのが奇跡とも思えるくらい。
そのシーンのことをジェームズ・キャメロン監督がVanity Fairに20年経って語ったというのも興味あります。
その前に、私自身がこの『タイタニック』のジャックの死について、そんなに議論が続いているということを知りませんでした。
豪華客船のタイタニック号の沈没という史実に基づいて作られた、ラブロマンスの超大作映画でもあるけど、大勢の人が亡くなるハッピーエンドというより悲しいお話と思っていました。
実際にタイタニック号には氷山に衝突したときには、2,200人ほどの人が乗っていて、そのうち1,500人以上が亡くなったという、当時の海難事故では世界最悪の規模のもの。
その事故の大きさから、ジャックとローズの二人が助かるにはボートに乗るしかなかっただろうと考えられるが、ジャックはボートに乗れず。
またタイタニック号には定員以下の救命ボード(約1200人分)しかありませんでした。
史実に基づいた映画として、ハッピーエンドにしてしまうと、事故の悲惨さが薄れてしまうような気がします。
それを貧しい青年と上流階級のお嬢様の身分違いの叶わなかった恋を描いているのが、よりいっそう感動を呼んでいると思っています。
ジェームズ・キャメロン監督がVanity Fairに語ったことは、とてもシンプルな答えで
なぜなら脚本の147ページに『ジャックは死ぬ』と書かれていたから。
という理由でした。
ローズが乗っていたドアにジャックも乗ることはできなかったのか?ということを検証している番組もあったほど、「タイタニック」が素晴らしい作品だったということなのだと思います。
私も老婆になったローズのシーンがあるからこそ、印象的な心に残る作品となっています。
ジャックとローズのシーンよりも
タイタニック号に乗っていたバンドメンバーたちが、最後まで演奏を続けていたということに感動しました。
演奏されていた曲や、沈没する間際まで演奏を続けたというのも、はっきりといつまでとは分かっていないみたいですが、音楽を演奏することによって乗客を落ち着かせようとしたというのが実話と知って、関係のある本を探したほどでした。
本当に音楽を愛していた人達なのでしょうね。
というわけで、ジャックがもしあの場面で死ななかったとすると
ジェームズ・キャメロン監督は
これは死と別れについての映画だ。彼は死ななくてはならなかった。こうならなければ、煙突が彼に落ちてきて沈んでいたよ。
とも話しています。
3時間以上もある超大作で、1998年のアカデミー賞では11部門受賞しています。
若い頃のレオナルド・ディカプリオの顔も可愛くて好きでした。