アニメ『船を編む』1~6話の感想
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この『船を編む』というお話は、元々は三浦しをんによる小説です。
2012年には、「本屋大賞」を受賞しています。2013年に映画化もされました。
簡単なあらすじは、玄武書房は、国語辞典「大渡海」の完成を目指していた。
同出版社の営業・馬締光也(まじめみつや)は、営業部では変人と扱われていたが、言葉への鋭いセンスを買われて辞書編集部に引き抜かれる。
普段はあまり気にしていないけれど、辞書って出版社によって違いますよね。このアニメを観ていると、一つ一つの言葉が、辞書を作った人の思いが込められているんだなと。
私自身、日頃から語彙力をつけたいと思っておりますが、なかなか。。。つけたいというより、もっと言葉を知らないとダメでしょってレベルですがw
言葉って使わないと、忘れていくものなんですね~。
馬締が下宿している「早雲荘」の大家さんが優しいおばあちゃんで心がほっこりします。
その大家さんのお孫さんにあたる林香具矢に馬締が恋文を渡すのですが、その恋文が長くて難しい!
漢文?漢詩?まで出てきてたりと。こんなのもらっても読めないから、「簡単な日本語でお願い」って言いそう。
ラブレターってカタカナで言えないくらいなのが、あまりにも時代錯誤で笑えます。
この話の時代って携帯電話を使用していたから、今とあまり代わらない時代だよね。
そんな感じで馬締の真面目さと、言葉から言葉や意味を連想していく感性も仕事中なら良いね。
昔と今とでは違う使われ方をするようになった言葉も多いというのは、私も感じます。「全然」という漢字も昔と今では変わってますよね。他にも色々あった気がするけど、すぐに出てこない。
最近では、「大丈夫です」というのが、使われ方が難しくなってますね。
例えばで書いていて、自分でも混乱してきたから消しました。説明するのにも日本語って難しいですね~。
この「大丈夫です」の意味が、断っていると分かるのもと、どちらともとれる返事があるから、自分が言われた場合は考えるようになっています。
辞書を月日をかけて作ることや、言葉への興味など、そういうのが好きな人は楽しめるアニメです。
この馬締の「恋文」ですが、文庫本「船を編む」の最後に載っていました。下に西岡と岸辺の解説までありで(有難うございます!)。
小説は未読なのですが、恋文だけ読んでみました。さすが、三浦しをんさん!解説ありでも、難しくて全部の意味は分かっていませんが、笑えます。
こういうときに語彙力が欲しいってつくづく思う。なんというか、知らない人からこんな恋文をもらったら、怖くて逃げるレベルかな(笑)。