映画『ショコラ』(原題:Chocolat)2000年アメリカ映画、ジュリエット・ピノシュ、ジョニー・デップ出演


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冬だからか、なんとなく甘い映画が観たくなって「ショコラ」を鑑賞。

監督は、ラッセ・ハルストレム監督

原作は、ジョアン・ハリス(著)『ショコラ (角川文庫)

 キャスト

・ヴィアンヌ:ジュリエット・ビノシュ
・ルー:ジョニー・デップ
・アヌーク:ヴィクトワール・ティヴィソル
・レノ伯爵:アルフレッド・モリー

アルマンドジュディ・デンチ

 

ーあらすじー

フランスのある小さな村に不思議な母娘ヴィアンムとアヌークがやってきて、チョコレートのお店を開く。

そのチョコレートはその人に合った、魔法のような効き目があるチョコレート。

そんな不思議なチョコレートと母娘に惹かれる村人たちは、少しずつお店に訪れるようになって、生活が変わって幸せな気持ちで暮らせるようになっていく村人たちと、厳格な規律を守ろうとするレノ伯爵。

 

そうして村での生活に慣れた頃、ジプシーが船で村に流れ着く。レノ伯爵は一層よそ者に対して風当たりを強くする。

 

ー感想ー

ジョニー・デップは後半くらいしか出演していません。

初めてこの「ショコラ」の映画を観た時は、ジョニー・デップがなかなか出てこないから、いつ出てくるのかというのが気になったほどでした。

 

このチョコレートの不思議な魔法は、ファンタジーのジャンルに入る映画になるのかな。

娘のアヌークも空想の友達として、パントゥフルというカンガルーがいます(見えないけれど)。

 

チョコレートを食べると、魔法の力で幸せになるっていうのは観ていて良かった。

ヴィアンヌがその人の好みに合ったチョコレートを当てて、それを食べると効果が出て、村の人達に笑顔が広がっていく。

それに対してレノ伯爵は、閉鎖的なのとルールを守るのが大切だと思っているから、なんとか村を元に戻そうと考える。

 

そんな時にジプシー役で訪れるジョニー・デップは、普通にカッコいいです。

ジョニー・デップはギターも本人が演奏しているというのが凄い。

ギターの演奏がここまで上手いとは思っていなかったから、それも驚きました。

「ショコラ」のサウンドトラックにも、ジョニー・デップのギター演奏の曲が2曲収録されています。

 

このショコラに流れる「Minor Swing」の演奏、すっごい好きです。

Minor Swingは、ジャンゴ・ラインハルトステファン・グラッペリの共作で、雰囲気が良い。

 

この映画は、物静かに過ごしたいときや、のんびりとほんわかした話を観たいときに合いそう。

 

面白いわけでもなく、感動するわけでもない映画だったけど、甘さと苦さが混じってるような。

めっちゃ抽象的な感想になってきてる。

シリアスな場面もあるので、少し切なさや悲しさも残って。

ストーリーと建物などの映像、村の人達それぞれの生活環境、音楽、全部が味わい深い映画。

でも、面白いとは言えない不思議さがあります。

 

とにかく、女性陣の俳優さんは演技が凄く良くて、ジョニー・デップはカッコよかったー!

たまに観たくなる映画。

チョコレートの甘さと苦さ、それが絶妙な味になってました。