『海賊とよばれた男 第1巻 (イブニングコミックス)』百田 尚樹(原作)、須本 壮一(作)を読んで、モデルとなった実在した人物がいたのを知る


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去年あたりは本屋さんに行くたびに、文庫本になって平積みされているのを見ては、『海賊とよばれた男百田尚樹(著)を買おうか悩んでは、買わないまま帰っていました。

上下巻あって、近年の私の読書量では読めずに積読本にしそうだから、購入していないままに。

 実は、『永遠の0』も本も読んでいないし、映画も観ていないままになっています。

戦争のこと、戦後のことがあって、今の日本という平和な国があるわけだから、知っておかないといけないとは思う。

私が平和だと思っているだけで、実際には色々なことが起こっているのかもしれないけれど・・・。

アメリカは土地の広さなどの関係かな?、普通の家庭でもプールがあったり、大きい庭があるのを見て憧れた時期もありました。

 

でも、こういう実在した凄い人の話を読むと、こうやって日本を復興するために尽力してくれた方がいるから、今があるのだろうなと思いながら1巻だけですが、コミックを読みました。

 

モデルとなった人物

出光興産の創業者である出光佐三が主人公・国岡鐡造のモデルとなっている。

 

1945年(昭和20年)8月15日、日本は戦争に負け、8月14日に「ポツダム宣言」を受諾したことを昭和天皇が「音玉放送」として公表した日。

終戦記念日は、9月2日とする国や9月3日とする国など、各国によって違いがある。)

 

国岡商店は、石油販売会社として主に海外で活躍していた会社で、1000名を超える店員のうち700名弱が海外の会社で働いていた。

それも戦争に負けたことによって、海外の営業所はすべてなくなり・・・。

誰もが国岡商店は終わったと思っていたときに、国岡鐡造が店員の人に向かって言った言葉が熱い。

「これより一切の愚痴をやめよ」とみんなにはっぱをかけて、弱音を吐くのを自分にも許さない男気溢れる言葉。

その上、一人も馘首はしないと言う。

人間尊重の精神という社風で、馘首だけでなく定年もなく就業規則もない会社が国岡商店であった。

 

コミックの第1巻しか読んでいないけれど、最初のあたりで「何、この凄い人は!?」って思うようになっていました。

石油を扱うのは、現状では難しいということで、なんでもいいから仕事を探して、どんな仕事でもいいからやるように社員に言う。

 

海軍の大佐だった藤本壮平がたずねてきて、ラジオの修理をする事業の話を持ち込む。

ここから国岡商店はラジオ普及事業を立ち上げ、日本全国に小売店舗を設けて中間搾取なしで消費者へ商品を低価格で提供するという、大地域小売業を行う。

 

戦後の日本経済が復興したのって、こういう人達がいたからなんだろうなと思う。

高度経済成長まで急速に復興しているのが分かります。

戦後の日本史や日本経済などに詳しくないから、どうやって日本がぼろぼろの状態から成長していったのかを知りたくなりました。

 

 

 Kindle版では、コミックの1巻だけ無料で読めました。

 小説のほうも、いつかは読んでみたい本です。

上下巻とあるので、ゆっくり読めそうなときに購入する予定にしています。