『しくじり先生』でのオリラジ中田「星の王子さま」の授業が素晴らしい


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2016年11月28日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』で、

名作文学であるサン=テグジュペリ(著)『星の王子さま』の授業がオリラジ中田の解説でありました。

 

いや~、人間の記憶って適当なものですね(私の記憶のことです)。

星の王子さま』の書籍は、岩波少年文庫新潮文庫で持っていて、2~3回は読んでいるはずだったのですが・・・。

解説しているのを観ていても、全く記憶にない話でした。

 

私が思い込んでいた『星の王子さま』の物語は、星の王子さまが帽子の中に動物を描いて、何の絵かを聞くんですね。でも、人は見えるものしか理解しないから、絵を見た人は帽子という認識しかしない、という感じで哲学っぽい話だと思っていました。

 

オリラジ中田の解説を聞いていても、まだ自分を信じたい私は翻訳者の方によって違うのかな?と思って、『星の王子さま』の所持している2冊を探して。

少し読んでみると、一応私が思っていた帽子の話も、本当の最初にあったので、違う本ではなかったということで安心した。

 

けれど、授業の話を思い出せないというより、元から記憶にないというくらい覚えがない。

どうやら最後まで読んでいないか、理解できずにとりあえず流し読みしたっぽいね。

 

最初から哲学的な話だと思って読んだから、難しすぎたのかもしれない。

オリラジ中田は、「寓話」と説明していました。

 

私が素晴らしいなと思った解説は、星の王子さまが6つの惑星で出会う住人の象徴の説明です。

中田さんの考えとしての解説で、この6つの惑星は、人が人生で溺れがちなものを象徴している。

それは、

・王様=権力

・大物気取りの男=人気

・酒びたりの男=快楽

・実業家=財力

・点灯人=労働

・地理学者=学問

 

この後、星の王子さまのジャンルを寓話と説明してくれました。

寓話と思って読むと理解しやすいと教わると、もう一度読んでみたくなりますよね。6つの惑星の話も全く記憶にないから、読んでも分からなかったんだろうなと思う。

 

また、キツネが出てきて、星の王子さまが自分の星でケンカしてしまった一輪のバラと、地球にいっぱい咲いているバラとの違いを教える。

この特別なバラが何になるかは、その人がこの本を読んだときに、一番愛情や情熱を注いでいるものになりそう。

キツネの言う一言も良い言葉だね~。

 

最後にオリラジ中田が、自分が読んだときの心境を語るんだけど、心に響いてきました。

凄く伝わってくるな~と思っていると、自分の体験を元に話していたとのこと。中田は結婚直前にビビッて震えるくらいのときに、たまたま「星の王子さま」の本を読んで、自分なりの結婚相手との何十年もの月日の過ごし方を考えて、記者会見を迎えることが出来たらしい。

自分のことをこういう風に話せる人って、かっこいいですね!

 

オリラジ中田先生の 星の王子さまの教訓 

一生をかけて 大切な関係を築けば

その人が「運命の相手」になる

 

この『星の王子さま』は、色々な翻訳が出ています。

 今回、しくじり先生の番組では、池澤夏樹さんが翻訳している本が使われていました。

私も池澤夏樹さん翻訳のものを機会があれば読んでみたいと思っています。