映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(2016年)あらすじと感想、ネタバレあり


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原作が「図書館戦争」シリーズなどで有名なベストセラー作家の有川浩(著)の恋愛小説です。

主演は、三代目J Soul Brothersの岩田剛典 & 高畑充希のW主演となっています。

 

岩田剛典さんのさわやかな笑顔が大好きで、ずっと観たくていつかきちんと観ようと思っていた映画なのでやっと観られました。高畑充希さんも表情がとても可愛かったー。

 この映画は、映画のストーリーとして観るのが私には合っているなと思いました。

リアルで知らない男性を一人暮らしの家の中に入れるのは、怖いなと。

 

あらすじや感想など、ネタバレありです。

 

この映画は、河野さやか(高畑充希)が待ち合わせをしていたお客様が来なくて、仕事では待ち合わせ場所を間違っていたと上司(ダンカン)に注意される。

さやかは築30年の2DKに一人暮らしをしていて、夜に缶チューハイを買って帰ってくると駐輪場で男性(岩田剛典)が倒れていた。

「大丈夫ですか?」と声をかけると、彼は「お腹がすいてこれ以上一歩も動けません。」そして、お嬢さんと言って片手をグーにしてさやかの膝の上にのせて「よかったら俺を拾ってくれませんか」「噛みません、しつけのできた良い子です」と言って微笑む。

それを見たさやかは笑い出して彼を拾う。カップ麺を作ってあげるけど、3分が待てなくて固いまま食べる謎の彼。

さやかはその男性にシャワーを貸してそのまま寝てしまう。

 

翌朝、おいしい匂いのする夢で気が付いて目覚めると、昨日の彼が朝食を作っていた。

彼と一緒に温かい朝食を食べたさやかは、手料理が久しぶりで思わず涙が流れる。

朝食も終わって出て行こうとする彼に、さやかは行くところがないならうちにいてもいいよと言って二人の同居生活が始まる。

彼の名前は「樹 いつき」という名前で苗字は好きじゃないからと。

 

樹は料理も出来て庭掃除もしてくれて、植物にすごく詳しい。

昭和天皇の言葉で「雑草という草はない。草にはすべて名前があります。」とおっしゃったということまで知っている。

そして樹はさやかに同居する期間を半年お世話になってもいいですか?と聞いて、半年間一緒に生活することになる。

さやかが会社に持っていくお弁当も樹の手作りで、さやかは毎日が幸せそう。

樹はコンビにでバイトもみつけて夜勤だから会えるのは少なくなったけど、バイト代で自転車をプレゼントしてもらう。

二人でおそろいの自転車に乗って河原で食用の植物を採ったり、カメラで写真を撮ったりと。

 

そんな幸せな毎日を送っていたさやかだけど、ある日樹がブランド物のハンカチを持っているのを見て、バイト仲間にもらったと聞く。

気になったさやかは樹のバイト先に見に行って、そこで樹が苗字で呼ばれているのも知ってしまう。

 

すでに最初から現実味がなくなってはいたけれど、ここらで樹は自分を隠しすぎなのと、さやかも苗字も知らないままバイト先で苗字を知るくらいって樹について聞かなさすぎるよねと...

その後、さやかが樹を好きなことを告白して、樹もさやかが好きだと告白。

そこから恋人としての同棲生活が始まって、さやかはずっと一緒にいられると信じたい気持ちになっていた。

 

約束の期間の半年後、さやかの誕生日に樹はバースデーケーキも手作りしてお祝いをする。

 

思いっきりネタバレも入るから、感想もまとめて書きます。

あくまでも私が感じたことなので、この映画が好きな方はごめんなさい。

W主演の二人が幸せそうなシーンは楽しくて好きです。

 

この半年の同棲生活の期間があっても、樹はどこから来たのか誰なのかなど自分のことを隠したまま。

さやかも最初から樹を信用しすぎているというか、樹がいなくなるのが不安で何も聞けてなかったのかもしれないけど、二人とも大切な相手になんだかな~と思ってしまう。

 

樹も事情があって半年間という同居生活だったのなら、どうしてさやかが待てるような一言を残すか連絡くらいは取れるようにしておかなかったのかなと思ってしまう。

それも恋人同士という関係になってもさやかは樹のことを何も知らないまま樹は消えるのって、何?と。

 

最後はハッピーエンドだったからいいけれど、樹が消えてから一年が経ってやっとさやかに自分の正体を明かすとか、さやかの生活が変わっていたらどうするつもりだったのだろう?

もしかするとお互いのことを話したり約束したことを私が見落としていたのかな?とまで思ったり。

と、観ている間に何度も何?どういうこと?っていうのがいっぱいあった映画でした。

 

展開が私には理解できないシーンが多すぎるから、原作を読んでみたくなっています。

 植物図鑑 (幻冬舎文庫)

 

 植物図鑑 運命の恋、ひろいました