映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』自伝小説が元の実話のあらすじと感想、ネタバレあり


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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(Catch Me If You Can)」は、2002年のアメリカ映画

フランク・W・アバグネイルの自伝小説『世界をだました男 Catch Me If You Can (新潮文庫)』が元になった実話です。

ブロードウェイではミュージカル化もされたということです。

 

監督がスティーヴン・スピルバーグ、音楽はジョン・ウィリアムズ

キャストも、レオナルド・ディカプリオトム・ハンクスといった豪華な面々です

 あらすじや感想

 

・キャスト

フランク・W・アバグネイル・Jr(主人公):レオナルド・ディカプリオ

カール・ハンラティ(FBI捜査官):トム・ハンクス

フランクの父:クリストファー・ウォーケン

ロジャー・ストロング:マーティン・シーン

ポーラ・アバグネイル(フランクの母):ナタリー・バイ

 

ストーリーは、10代で「天才詐欺師」と言われたフランク・W・アバグネイル・Jrの話です。

1960年代のニューヨークが舞台。

 

フランク・W・アバグネイル・Jr(レオナルド・ディカプリオ)は、父親のフランク(クリストファー・ウォーケン)と母親のポーラ(ナタリー・バイ)と幸せな家族生活を送っていた。

父親のフランクは文房具店の主人として裕福な幸せな家庭だったのが、国税局とも問題があって銀行からの融資も断られて、車も家も手放して生活は一変する。

 

そしてアパートに引っ越して生活していくが、転校したフランクは教師のふりをしてフランス語の授業を行う。

両親が離婚することになって、ショックを受けたフランク(レオナルド・ディカプリオ)は家出をする。

 

フランクは行動力も天才級です。家出したフランクは生活のために小切手を偽装してなんとか換金しようとします。

上手くいかずに困っていたところパイロットの一行を見かけて、フランクもパイロットになることにする。

まずパイロットのことを調べている学生記者として、パイロットについて調べていく。

フランクは口の上手さから見事にパイロットの制服を手に入れ、パイロットの制服を着ているだけでフランクを信用して人々は騙されていくのだった。

 

 

ここからフランクの凄いところは、偽造小切手の詐欺だけに収まらず、パイロットの業務移動ということでタダで旅をする。

 

一方、小切手偽造詐欺事件の捜査をしていたFBI捜査官カール・ハンラティ(トム・ハンクス)がフランクをみつけたけれど、フランクはシークレットサービスになりきってカールを騙して逃げるのだった。

天才詐欺師と言われただけあって、頭の回転も速すぎるね。これだけ機転が利けば本当に天才のような。

 

フランクはパイロットのことを調べていて、パイロットになりきったペテン師のニュースを読む。

「空のジェームズ・ボンド」と呼ばれていると聞いて映画を観るあたりは可愛い青年。

そこからも医師になったり弁護士になったりと周りを騙し続けます。

FBIのカールは、フランクが犯人だと気がつく。

 

そこからもフランクを捕まえるまでが長い。

フランスにまでフランクを追いかけていくカール。そこでフランクはフランスの警察に逮捕されることになる。

カールはフランクをアメリカにつれて帰るから心配するなと約束する。そして飛行機のシーン。

この映画の題名の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は鬼ごっこのときの掛け声という意味だけど、本当にフランクとカールの鬼ごっこになっています。

 

こうやって実話の映画を観て感想を書いていると、人は見た目で信用してしまうところがあるなと少し怖くなりますね。

見た目でパイロットや弁護士や医師などは、私も判断して信じてしまう可能性がありそうで。

 

また、父親への手紙に、僕は全部取り戻して診せるからと書いていたのも、10代の両親が大好きだった男の子として、お金さえあればまた元の家族での幸せな生活ができると思っていたのかな~。

 

フランクが司法試験に合格したのは本当だったので、カールはフランクに何度もどうやって合格したんだ?と質問するシーンがあります。

カールというFBIの人物は実在しなかったらしいけれど、フランクを追って更生の手助けをした複数の人物がモデルになっているということです。

 

この映画で、フランクと父親のお互いを思う気持ちや、フランクを追うFBI捜査官カールの交流も感動的です。

特にカールはフランクを捕まえるだけじゃなくて助けようとしているのも分かるところや、フランクが次に行く場所が行きたい場所になっていってカールはフランクを捕まえて服役させることになります。

 

その期間にもカールが面会に来て、偽装の小切手をフランクに見せて犯人捜査に協力させるようになって。

フランクはカールの保護監督下に入って残りの刑期をFBIの正規の職員として勤めることになる。

カールみたいに他人なのに自分を信用してくれている人がいるというのも、フランクにとって心の支えになるだろうと思う。

昔DVDをレンタルして観た映画だけど、もう一回観ても面白いです。

 

 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (字幕版)

 

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このストーリーの最後を見て、アメリカドラマの「ホワイトカラー」も天才詐欺師がFBIの捜査に協力する話だったのを思い出しました。

シーズンの途中までしか見ていないけれど、「ホワイトカラー」のドラマも面白いドラマです。