映画『ドクター・ドリトル』1998年公開のあらすじと感想。ネタバレありです
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原作は児童文学の『ドリトル先生』シリーズ。ヒュー・ロフティング(著)
動物と会話が出来るドリトル先生の物語を、エディ・マーフィー主演で現代風(1990年代風というのかな?)に映画化したハートフルコメディ映画。
エディ・マーフィーといえばコメディ映画がとても面白い俳優さんという印象でした。
ここ最近はあまり見ないけれど、以前の映画を今になってから観たくなっています。
特にこの『ドクター・ドリトル』は動物たちとの会話やドタバタが面白くて楽しめます。
- 出演
- あらすじと感想
- 成長したジョン
- 車でひいた犬を飼うことに
- 家に帰ったジョンとリサ夫妻
- 同僚のマークとの会話
- 心の病気と思われる
- ラッキーが入院しているドリトル先生を迎えに来る
- 決断するジョン
- トラの手術へと
- 後日談
- 感想など
出演
アーチャー・ドリトル(ドリトルの父親):オジー・デイヴィス
ドクター・マーク・ウェラー(同僚):オリヴァー・プラット
リサ・ドリトル (ドリトルの奥さん):クリステン・ウィルソン
あらすじと感想
ドリトル先生が子供の頃のこと・・・ジョン少年は犬と会話が出来ていた。
父親に注意されながらも犬がおしりの匂いを嗅ぎあうことなども質問して挨拶だと教わる。
そして事件は起きたのだった。
校長先生との初対面での挨拶のときに、ジョンはおしりを嗅ぐという挨拶をしてしまったのだった。
そこまでしてしまうと父親も放っておけずに霊媒師を呼んで悪霊払いの儀式みたいなものをして、ジョンをかばおうとした友達の犬が霊媒師にかみついてジョンと引き離されてしまう。
そのことにショックを受けたジョン・ドリトルは、動物と話すのをやめたのでした。
成長したジョン
それから時は過ぎ、大人になったジョン・ドリトルは、犬も追い払おうとする動物嫌いの自分の父親と似た大人に成長していました。
結婚して妻のリサと娘二人がいるが、娘たちにもうるさいパパだと思われている。
医師として病院に勤めているジョンは、家庭のことを考えていると言いながらも家族とのキャンプも契約の仕事が入って遅れて一人だけ行くことに
ここらから話が面白くなってきます。
娘のマヤが飼っているモルモットが逃げ出してジョンは捕まえとくと約束。
モルモットが怖いジョンはネズミ捕りなどの罠をいたる所に置いて眠りにつくが、モルモットのロドニーはジョンの毛布に上手くもぐりこみ、胸まで上がってきます。
驚いて目を覚ましたジョンは、大絶叫してロドニーをカゴに入れて眠ろうとすると、病院からカニアレルギーでよく食べて病院に来る患者から呼び出されて不機嫌に。
そんなこんなで車を運転していたジョンはコーヒーを飲んでいて犬にぶつかってしまう。
犬はぐったりと倒れこんでいたのだが急に起き上がって何もなかったかのように歩き出して、ジョンに人間の言葉で文句を言って歩き去る。
それからおかしなことが起こるようになって
オープンカフェでの契約の話のときに、ジョンは色んな話し声が聞こえてくる。
誰の喋り声かと周りを見渡すジョンだが、そこにいるのはハトやリス。
信じられない光景に戸惑ったジョンは契約も途中で失礼して逃げるが、馬の言葉まで聞こえてきてしまう。
そのまま家族の待つキャンプに行くが、助手席に乗せたモルモットのロドニーが話し出して。
焦りながらもしっかりと娘の大切なロドニーは車に乗せて連れて行くのが、家族思いで微笑ましいよね~。
またモルモットのロドニーも人間のジョンの言葉が分かっちゃってるのに驚くのも可愛いです。
展開も早くて動物たちと会話が出来るというのをジョンは認めたくないのだけど、どうしても動物の声が聞こえてしまう。
自分の頭がおかしくなったと思ったジョンは、真夜中なのに病院に行って検査してもらう。
どこも悪いところはなくストレスが原因だろうとのこと。
妻のリサに電話してキャンプに戻ろうとしていると、先日車で轢いた犬がつかまっているのを見かける。
その犬を見捨てられなかったジョンは、保健所に行って犬を助けるのだった。
そのシーンも犬の言葉が分かりすぎで、これが全部聞こえたらつらいな・・・
車でひいた犬を飼うことに
助けた犬との会話は面白くて、犬が仮病を使います。
獣医に犬を見せて診察してもらっているときに、体温を測るのにお尻に入れた体温計が入れすぎで中に入ってしまうのなど細かいところまでコメディなのが大好き。
またジョンは犬を放そうとして犬も野良に戻るだけと離れたのだが、娘のマヤと電話しているときに犬が戻ってきて横で咳き込んで、マヤはパパが犬を飼ってくれると思い込んでしまう。
その犬の吠え続けたのは花粉症でという言い訳もずる賢いですね。
野良犬だった犬だから名前がなくて、ジョンはラッキーと名づける。
ラッキーと共にキャンプに戻ると娘のマヤはとても喜ぶ。
マヤがキャンプをやめて犬のラッキーと家に帰りたいと言い出します。
そのキャンプが3週間という長さだから、サマーキャンプなのかな?母親が車に乗せて今のキャンプの場所から連れて行ったから、家族で3週間のキャンプというのではなさそう。
ジョンは週末だけという会話が父親とあったような気がするから、サマーキャンプなのかな?
家に帰ったジョンとリサ夫妻
夫婦二人でベッドルームでゆっくりしようとするが、家の中に動物たちがいっぱい入ってきていて。
アヒルやヤギに、羊やブタやペンギンと次々と集まってくる動物たち。
ドリトル先生は動物たちの治療をしたり話を聞いたりと大忙し。その中には酔っ払いのおさるさんまでいて。
そして飛び降り自殺をしようとしているトラがいるとおさるさんから聞きます。
現地に向かったドリトル先生はトラを説得する。
そのトラはサーカスのトラで体調不良に悩んでいて、ドリトル先生は治すと約束。サーカスの人に獣医に診せたいと頼むが相手にされず。
同僚のマークとの会話
ジョンはマークに独立した頃の話をして、あの頃が充実していて満足感もあったと語りだす。
マークは自分は自己中男だからジーンに聞いたほうがいいと助言するが、少しでも話を聞いてくれただけでジョンは満足したのだった。
そして問題のトラを治療を探しているジョン。
家の中が大変だと妻のリサが探していたり、ネズミが死にそうなのをジョンは助けようとしたり。
心臓が止まったネズミに人工呼吸するジョン・・・大丈夫なのかなと思いながらも、ここまで必死に助けようとするドリトル先生に感動します。
ただ、そこまでしているジョンを見る妻のリサは複雑そう
心の病気と思われる
療養所にジョンは行って診察を受けて、妻のリサから10日は入院したほうがいいと言われたと聞かされる。
ジョンの動物と話ができるというのをリサは信じられないのだった。
本当に動物と話せるのか科学的に調べようとしてオラウータンの脳波を測るという実験をするが失敗。
ラッキーが入院しているドリトル先生を迎えに来る
トラの具合が悪いからラッキーは高速を走ってドリトル先生を迎えに来るが、ドリトル先生はラッキーに帰ってくれと言う。
ラッキーは「自分にウソをつくなよ」と説得するがジョンは一緒に行かなくて、翌日動物と話さないと医者に言って退院することにして家に戻る。
退院してからのドリトル先生は、動物とも話さず仕事に熱中していた。
娘のマヤの前でもモルモットのロドニーとも話さないように。でもマヤはおじいちゃんに動物と話せるパパのほうが良いと話す。
決断するジョン
娘のマヤに自分らしくいることが大切と話して、車に隠れて乗っていたラッキーには昨日は無視して悪かったと謝って、ドリトル先生はけじめをつけに行く。
向かった場所はサーカスでトラを車に乗せて病院へと向かった。
病院では合併のパーティが始まるのにジョンがいないので探している。マスコミのカメラもジョンの家族も集まっている。
病院についたジョンとトラとラッキーは見つからないようにラッキーは見張っている。
一方サーカスでは警察も出動して大騒ぎになっていた。
パーティ会場ではマークが鼻をぶつけて骨折をする。治療するのに入ったところにはジョンがいて紹介したいやつがいると言ってトラを見せる。
マークは契約のことだけ考えていてドクター・ジーン(かな?)に殴られる。
ジーンはジョンの味方でなんとか助けようとする。
二人で倒れているマークのストレッチャーの下にトラを入れて隠して移動していると、会場でみつかって合併の発表の会見をはじめることになってしまう。
トラの手術へと
ストレッチャーはゆっくり動いてトラが会場にいるのがみつかってしまう。
そしてこのトラは病気で手術が必要だと話すドリトル。
手術を始めるジョンを見ている奥さんと父親。ジョンの父はそんな奥さんにジョンが本当に動物と話せることを打ち明ける。
ジョンは子どもの頃から動物と話せるのだけど私が止めたと告白する。ジョンの父が手術しているのを嬉しそうに見ているのは、今までの後悔があったのかなと。
病院の外では、動物たちが集まって病院内の手術を守ろうとしています。
ジョンを信じた奥さんのリサは手術室に入って、怖がっているトラの手を優しくなでる。
手術も成功してトラは無事に助かる。またサーカスで活躍できるだろうと。
後日談
手術の成功を見て合併を進めようとする相手先のオーナーにジョンは合併はしないと断る。
そして娘のマヤが孵化させようとしていた卵から雛がかえるが、赤ちゃんワニだった。
感想など
ラッキーとドライブしているときのシーンで、ラッキーが道路の白い線を線・線・線と見ていて車酔いして、今度は木を次々と見ていっているのが可愛すぎる~!
このシーンで、ずっと忘れていた子供時代のドライブを思い出しました。
私が一人っ子だったので両親が前に乗って、後部座席で喋らず一人で外を見ているような子どもでした。
車に乗って窓から景色を見ていると、広い道路で同じくらいの間隔で立っているものを数えるクセがあったな~と。
でも・・・暇だと見ちゃいますよね?ガードレールのポールみたいなのを数えてみたり・・・(笑)
そんなことも途中で思い出しながら、最後まで面白い映画でした。
動物と話せることは普通じゃないけれど、それをみんなが受け入れて最後には信じてハッピーエンドなのがいいね~。