アメトーク 本屋で読書芸人 第4弾 2017年11月16日放送
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今回は、「アメトーク 本屋で読書芸人」第1弾から出演していたオードリーの若林正恭がお休みということで、少し残念でした。
その代わりに、東野幸治が出演して、思っていた以上に読書家だったということを知りました。
この読書芸人で紹介された本の影響力が凄いというのは、アマゾンのランキングを見ても分かります。
紹介されていた本の中で一番読んでみたいなと思った本が、アマゾンでもランキング1位になっていて驚きました。
その本は、「妻に捧げた1778話」眉村 卓(著)という本で、紹介していたのは新書だけど「僕と妻の1778話 (集英社文庫) 」となって文庫本でも発売されています。
余命を宣告された奥さんのために、毎日ショートショートを一個ずつ書き続け、その抜粋と最後は亡くなられた日に書いた話が載っているというので、これは本気で読みたい本。
他にも紹介された本を自分用メモとして書いておきたいなと毎回思う「アメトーク 読書芸人」です。
今回の読書芸人は
東野幸治、ピース又吉、オアシズ光浦靖子、メイプル超合金・カズレーザー
最初に光浦靖子が、アメトークではオススメ本といって出すけど、私たちは好きな本として出しているつもりだけど、世間では勧められていると思って普段読書をあまりしない人が読んで分からないとなって、よろしくないことになっていると話していました。
いや~、これはあるでしょうね。本の内容の好みだけじゃなくて、その時の気分でも小説の印象って変わるし。
また、光浦靖子の好きな本って、どちらかといえば少し暗い内容の本が多めという印象があるから、言っておきたかった気持ちはよく分かりました。
そういうわけで『今年読んだ好きな本を紹介』コーナー
・東野幸治
2017年の本屋大賞にもノミネートされた、ピアノコンクールを舞台とした作品。
『R帝国』中村文則
『ホワイトラビット』伊坂幸太郎
『ルビンの壺が割れた』宿野かほる
『ボクたちはみんな大人になれなかった』燃え殻
『明るい夜に出かけて』佐藤多佳子
『1984年のUWF』柳澤健
『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』野崎幸助
(帯には
人生、死んでしまいたいときには下を見ろ!俺がいる。
と、なんか凄い人生を送っているのがこの一言で伝わってきますね。
この中で『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』は、若い女性を抱く為に大金持ちになった男性で、テレビでも女性に何千万もするものを持ち逃げされたとして出ていたのを見た覚えがあります。
その取材中も、若い女性に声をかけてお金と連絡先を渡していたような記憶が・・・間違っているかもしれませんが。女性に対する行動力も半端じゃなかったのは覚えています。
恩田陸の『蜜蜂と遠雷』は、本屋大賞でみかけたときに買おうか悩んだのだけど、文庫化されたら読みたい本ということで、文庫化を楽しみに待っている本です。
・光浦靖子
『i』西加奈子
『臣女』吉村萬壱
『星の子』今村夏子
『ピンポン』パク・ミンギュ
『東京自叙伝』奥泉光
『罪の声』塩田武士
西加奈子の小説は、前回『サラバ!』が評判がよかったので、これも文庫本になったら買おう!と思っていたのですが・・・上・中・下と3巻もあって長そうだから、まだ買っていないままになっています。
・又吉直樹
『ビニール傘』岸政彦
『歩道橋の魔術師』呉明益
『成功者K』羽田圭介
キューバ旅行3泊5日のエッセイ
『R帝国』中村文則
『1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった』せきしろ
『i』西加奈子
『しんせかい』山下澄人
『ゆらぐ玉の緒』古井由吉
『神秘大通り(上・下)』ジョン・アーヴィング
古井由吉の本は光浦靖子がトライしたけど、ちょっと難しかったと言っているほどで、どんな文章なのかと思えば又吉の説明も抽象的すぎて分からず(笑)。でも、熱弁をふるうほど大好きというのは伝わってきました。
少しだけ文章を読んでくれたのだけど、綺麗な文章というのは分かって、内容は難しそうとしか言えない文章。文学作品などを読み慣れてから、一度読んでみたい作家さんです。
私としては、ジョン・アーヴィングの小説も又吉の感想を聞いてみたかったな~。
『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』呉座勇一
『サピエンス全史(上・下)』ユヴァル・ノア・ハラリ
『妻に捧げた1778話』眉村卓
『ムー公式 実践・超日常英会話』宇佐和通 石原まこちん
『スティーブ・ジョブズ (小学館版学習まんが人物館)』上川敦志 監修:大谷和利
『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』は以前に売れているのを見て、どんな本なのか気になっていたのでカズレーザーの話を聞けて嬉しかったです。
『サピエンス全史(上・下)』は、東野がカズレーザーに勧めたとのこと。面白そうな内容だけど、勧めた東野は上巻しか読んでなかったということが判明していました。
この後は
東野幸治が教えて欲しい本
で、厚くなくファンタジーじゃない。というものを聞いていました。
又吉は『ゴランノスポン』町田康 、光浦靖子は『夜の谷を行く』桐野夏生、カズレーザーは『岳飛伝』田中芳樹を紹介していました。
東野は大阪で仕事があるということで、ここまでの登場でした。
次は、『読書芸人 プレゼン大会』
ゲストに高山一実が登場して、今年一番印象に残った本は
『四月になれば彼女は』川村元気
ということでした。
プレゼンは、最初は又吉から「国語の教科書に載っている本」ということで
を解説してくれました。
『おはじき [教科書にでてくる日本の名作童話(第1期)]』宮川ひろ 太田大八 の中から「沢田さんのほくろ」というお話。
授業で習ったときに又吉は感情移入して「沢田はな!」と、本当にいる女子のように扱ってしまったらしい。
次はカズレーザーが「変わったギミックの本」を紹介。
この本は、一文字ずつ言葉が消えていく世界を描いた実験的小説。
たとえば、あ、だと愛や明日など、お、だと奥さんまでいなくなる世界。
どういう風に文字を減らしていったのかが気になっています。
文字を一つずつ減らしていって、どこまで文章として成り立つのか、言葉がどれだけ残るのか?など、読んでみたい小説です。
こんな小説が有名な作家さんによって前に書いているというのを知ることが出来たのも、このテレビ番組のおかげだね~。
2冊目は、
『生者と死者』泡坂妻夫
この本は、袋とじになっていて、最初はそのまま短編小説で読んで、その後に袋とじを開くと長編小説になっているというもの。
次は、光浦靖子で「私が必ず泣ける本」を紹介。
『八日目の蝉』角田光代
『ねこのおうち』柳美里
単行本は文庫本になるまで待って買おうとしていて、やっと文庫本になったときには読みたかった気持ちが薄れてしまっていたり、読書をしていない時期だったりして買わずじまいになっていたりします。
それでも、ピアノは好きだから恩田陸の『蜜蜂と遠雷』は早く文庫本で発売されないかな~と待っています。
アメトークで読書芸人の方の本に対する気持ちや解説を聞くのは面白いです。
『走れメロス』の又吉の解説で、もう一度きちんと読んでみようかという気にさせるところが凄い。