映画『世界から猫が消えたなら』佐藤健(主演)、あらすじと感想


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感動作で泣けるらしいというのと、佐藤健が主演だから見てみたかった映画。

気分転換したくて観始めたのだけど、観ていて気持ちが暗くなっていって思っていた映画と違うのかなと思い他の方のレビューを読んでみると、評価がかなり分かれていました。

2016年公開、原作は川村元気の小説。ネタバレあります。

キャスト

佐藤健宮崎あおい濱田岳奥田瑛二原田美枝子

猫のキャベツ(パンプくん)

 

ある日、頭痛で倒れた佐藤健役の僕が、脳腫瘍で余命わずかだと宣告される。

僕と同じ容姿をした悪魔(佐藤健)が現れて、世の中から何か一つ消すのと引き換えに寿命を一日のばせると言う。

 最初は消えるものを自分で選べるんだと思っていました。

でも、悪魔は僕が大切にしている思い出があるものを消していって・・・

その物が消えると、僕の思い出は周りの人の記憶には残っていなくて。

 

悪魔が消していったものは、電話、映画、時計と消えていって、最後に悪魔は猫を消すと言います。

 

「猫」と「僕」のふれあい映画とは違って、猫が好きでこの映画を見た人は、期待と違ってしまうと思います。

ただ、一代目のレタス、二代目のキャベツと猫が登場しているシーンは多いかもしれません。

 

最初に僕がカゴに猫を乗せて自転車に乗っているシーンがあるんだけど、猫が大人しく乗っているんですね。

このタレント猫のパンプくんは、佐藤健と一緒に徹子の部屋に出演して、年齢が高齢ということもあり引退しました。

パンプくんはとても賢くて、自転車に普通に大人しく乗っているのが凄いと思った。

私も猫は実家で飼っていたりしたこともあるのだけど、外に出すだけでどこに行くかも分からないから、家の中で飼っていました。

自転車のカゴに乗せるというのは、とてもじゃないけど考えられないことで、よくパンプくんは怖がらずに乗っていたな~と感心します。

 

猫が主役ではないけれど、人間をつなげている存在だというのは、私もそう感じたことがありました。

何をするわけでもないのだけど、いてくれるだけで家族関係も違ったりね。

 

ストーリー的には悲しい話でもあり、自分が生きていたことに対しての再確認でもあり。

話は暗くなりがちだけど、風景が凄く綺麗でした。

電話で携帯も普及している時代なのだけど、どことなく少し時代が前のような場所が多くて。

父親の時計店もレトロな雰囲気で、海外のアルゼンチンも美しい場所でした。

 

佐藤健とパンプくんが一緒にいる場面は大好き。

と、内容があまりない感想だけど、一番印象に残っているのが、やっぱり自転車のカゴにキャベツ(パンプくん)が乗って、僕と一緒に風を感じているシーンだから。

 

猫のキャベツの視点から書かれている小説もあると知って、そっちも読んでみたくなっています。