2016年米国ではモーツァルトのCDボックスが売れたということで、モーツァルト効果を調べてみた


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モーツァルトって、いつから一番CDが売れてるアーティストに?

それも、このモーツァルトのCDボックス、生誕225周年を記念して200枚も入ってるよ!

と思って、Amazonを見てみると、モーツァルトのCDってクラシックというより、癒し効果などでも発売されていますね。

 

確かにモーツァルトの曲って、愛らしいというイメージのものが多かったり、聴きやすいというイメージが大きいです。

そういうのも重なって、プレゼントとしても人気が出たのかもしれません。

プレゼントしてもらったのが、ベートーヴェンのCDのボックスセットだと、重いし暗い~と思っちゃいそう。

 

篠原佳年医師(医療法人わいわいクリニックの理事長で医学博士)が『モーツァルトを聴くだけで自律神経を整えるCDブック 』というCD付き書籍を出版しています。

この本以外にも、『聴くだけで脳がスッキリ冴える32倍速モーツァルトCDブック 』という、超高速にしていったモーツァルトの曲を聴くと脳が活性化するというのもあります。この超高速32倍速というのは、どんな速さになっているのか、少し聴いてみたい気がします。

 

他にもCDで、癒しやヒーリング、モーツァルト両方などがあって、何故モーツァルトなのか?というのが気になり、「モーツァルト効果」から調べています。

インターネットですぐに調べられるって、本当に便利になりましたね(それが悪い方向へと行ってしまっているニュースもありますが、それはまた別の話ということで)。

 

書籍としては、アルフレッド・トマティスの『モーツァルトを科学する―心とからだをいやす偉大な音楽の秘密に迫る』で書かれていた。

 

それが一般的に知られるようになったのは、心理学者フランシス・ラウシャーが学術誌「ネイチャー」に発表した論文がきっかけだと言われています。

この論文でモーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ ニ長調 k.448」を聴いた学生は、短時間ではあるが知能指数が上がったということを発表。

(私が気にしてしまうのって、モーツァルトよりも、この2台のピアノ?他の室内楽の曲でもっと聴きやすい曲ありそうなのにって思ってしまってます。)

 

これが新聞などで広まって「モーツァルト効果」として有名になった。

この後、この実験の正当性を検証する研究がなされて、「知能は上がらない」というのが現在の結論となっています。

 また、1996年にドン・キャンベルは「The Mozart Effect」を商標登録しているとのこと。

 

モーツァルトで癒す―音と音楽による驚くべき療法のすべて』の著者ドン・G・キャンベルは、7年間日本に住んでいたことがあり、セントメリー・インターナショナル・スクールで音楽を教えていました。

書籍の監修にあたった日野原重明は、日本音楽療法学会の名誉理事長。

この書籍の最終章には、奇跡の治療法と治癒例という、音楽によって効果があった症例を載せていますが、音楽には癒す力はあるけれど、具体的な処方箋があるわけではないと書いています。

本文中には、耳鼻咽喉科ルフレッド・トマティス博士の行った「トマティス・メソッド」というものや著者自身がアルフレッド・トマティス博士に10年間の指導を受けていることもあり、トマティスという名前が何度も出てきます。

 

モーツァルトを聞くと賢くなる」というのがいつ頃から言われだしたかは分かりませんが、音楽療法とは別物と考えたほうが良さそうです。

 

トマトにモーツァルトを聞かせると甘くなる、クラシック音楽を植物に聞かせると良いというようなことも言われていますが、お花に優しく話しかけるのもいいなど色々ありますが、ここらは似非科学もあるかもしれないので・・・。

 

そういうわけで『モーツァルト効果』と言っても、モーツァルトの曲が多く含まれたクラシック音楽、ってことになると思ったほうが分かりやすそうです。

頭が良くなるというよりも、音楽療法として今以上に治療に使えるようになって欲しいです。

 

自律神経は、私も乱れていると思うから、ちょっとモーツァルトの曲を聴いてみたいと思います。

自分の体で試そうにも、数字や目に見えて分かるものじゃなくて感覚なのと、リラックスしようとゆっくり呼吸したり、音楽を聴くことで音に集中するなどの相乗効果がありそうだよね。